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Archive : 2019年11月
2020年度学会賞候補の募集
台風19号に伴う豪雨で発生した宮城県丸森町廻倉地区東側の斜面崩壊
2019.11.01 カテゴリー:お知らせ,会員からの情報提供,災害・研究報告,災害情報
報告日:2019.11.01
台風19号に伴って宮城県南部ー福島県北部の阿武隈川流域では10月11~13日の3日間で440-600mmの
降水があった(仙台管区気象台,2019).この降水により宮城県丸森町廻倉地区東側の斜面では多数の表層崩壊と
それに引き続く土石流が発生した.この地域は花崗岩分布域でマサ土が地表1-2mに発達している.
崩壊は,斜面にひだ状に発達した浅い谷の頭部から発生し,途中でコアストーン状の岩塊を取り込みながら土石流となって流下した.
八木浩司・林 一成・佐藤 浩
丸森町の斜面崩壊
仙台管区気象台(2019)
「研究委員会」新規活動テーマの募集
令和元年11月1日
研究調査部長 笹原克夫
日本地すべり学会では、現在下記の5つの課題テーマの研究委員会を立ち上げ、研究活動を行っています。
①斜面動態モニタリングデータに基づく崩壊発生予測研究委員会(代表:笹原克夫,期間:2017年4月~2022年3月)
②地震地すべり研究委員会(代表:土井一生,期間:2018年 10 月~2023年 3月)
③雪氷圏の地すべり研究委員会(代表:岡本隆,期間:2018年 10 月~2021年 3月)
④すべり面および移動体の物質科学・構造研究委員会(代表:中村真也,期間:2019年4月~2024年3月)
⑤地すべり地形判読の先端的な技術伝承手法の開発研究委員会(代表:佐藤剛,期間:2019年4月~2022年3月)
研究委員会活動では,特定の研究テーマ・専門分野について興味や問題意識を持つ研究者・技術者が研究交流を促進し
テーマを掘り下げることで,新しい知見の獲得や調査・対策技術のアイディア創出などに繋がることを期待しています。
研究調査部では,地すべり研究に関連する様々な課題・テーマについて広く研究活動を推進することを目的に,
次年度からの活動を見据えて新規のテーマを募集いたします。奮って応募ください。
なおテーマは学術的な内容のみでなく,実務で問題となっている技術的な問題も歓迎しますが、「研究開発」の性格を有するものとします。
1.応募方法
下記の項目を記載してご連絡ください。
①活動テーマ
②活動テーマの趣旨
③活動期間
④応募者の氏名・所属・連絡先住所・電話番号・E-mailアドレス
2.募集期間
令和元年11月1日~令和元年12月31日
3.問い合わせ及び連絡先
研究調査部 柴崎達也(国土防災技術)
E-Mail: t-shibasaki@jce.co.jp
メールタイトルに「日本地すべり学会 研究委員会活動テーマへの応募」と記載ください。
皆様から頂いた活動テーマ案は研究調査部内で審議し,既活動委員会との重複や社会性・学術性・緊急性
などを検討し,設置検討を進めていく予定です。また,新規委員会の設置に際しては,委員は別途公募する予定です。
委員については,原則,日本地すべり学会の会員・非会員は問いません。また,研究委員会の代表者は,
年に一度活動状況の報告の義務を負います。活動に掛かる経費については,学会で特別な準備は考えておりません。