令和元年8月吉日
関係各位
公益社団法人 日本地すべり学会中部支部
支部長 平松 晋也
(公社)日本地すべり学会中部支部 令和元年度現地見学会・検討会のご案内
(富山県南砺市利賀村上百瀬地区)
(公社)日本地すべり学会中部支部では、富山県南砺市利賀村上百瀬地区で発生した山腹崩壊・土砂流出の災害地を対象に、災害関連緊急治山事業・災害関連緊急砂防事業について現地見学を行い、今後の土砂災害研究や土砂災害防止技術向上に活かすことを目的とした見学会・検討会を計画いたしました。
上百瀬地区の土砂災害は、積雪期の平成29年1月16日に発生し、発生域が長さ350m、幅100m、流下堆積域が640mで、1月20日にも再活動して流動性の高い土砂が県道まで達するなど時期及び形態が特異な災害です。
現地では、災害関連緊急事業(合計30億円)による対策工を見学するとともに崩壊機構等を検討する予定です。予想外の事象が増える昨今、このような土砂災害の見学及び検討は、今後の研究、事業運営、解析検討の一助になるかと思いますので、多くの方にご参加いただきたく案内申し上げます。