本学会は地すべり及びこれに関連する諸現象並びにその災害防止対策に関する調査・研究・受託および助成を行っています。

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2025年度社員総会とシンポジウム

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2025年度(公社)日本地すべり学会 社員総会およびシンポジウム開催のご案内

                                 (公社)日本地すべり学会 事業計画部
 下記のとおり、2025年度(公社)日本地すべり学会社員総会およびシンポジウムの開催を予定しております。シンポジウムへの参加申し込み方法、タイトル等の詳細につきましては、次号以降にてお知らせいたします。会員各位におかれましては、多数のご出席を賜りますようお願い申し上げます。
                  記
【日  程】2025年6月13日(金)11:00~12:00 社員総会、 13:00~16:50 シンポジウム
     (シンポジウム終了後、17時より意見交換会を開催)

【開催方法】ハイブリッド(対面、およびオンライン)

【会  場】TKPガーデンシティ渋谷
      〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-22-3 渋谷東口ビル
      TEL:03-6418-1073
      会場へのアクセス       

【交  通】JR山手線 渋谷駅 ハチ公口 徒歩2分
      東京メトロ銀座線 渋谷駅 徒歩3分
      東京メトロ半蔵門・副都心、東急東横・田園都市線 渋谷駅B5番出口 徒歩5分

【シンポジウム参加費】(価格は税込みで、会場、オンラインとも同額)
      正会員:2,200円、 学生会員:無料、 非会員:5,500円、 
      意見交換会 7,700円(学生会員:2,200円)

【申込】事前申込・事前支払いのみ。当日申込はありません
    (1)申込期間:2025年5月13日(火)~6月4日(水)
    (2)申込および入金方法:
      学会ホームページから申込ができます。参加費は銀行振込、またはPayPalによるクレジットカード払いが選択可能です。
      なお、入金後の取消しや返金はいたしません。詳細につきましては、学会ホームページをご確認ください。

【講演資料】 事前申込・事前支払いされた方には、シンポジウム開催前に講演資料(PDF形式)を公開いたします。
      公開方法に関しては、後日学会ホームページでご案内します。

【会議接続方法】オンライン参加者には、シンポジウム開催日近くになりましたら、講演資料のダウンロード、および会議接続方法
        を申込者に直接メール等でご案内いたします。

【CPD】本シンポジウムは、JAFEE(建設系CPD協議会加盟団体)のCPD認定プログラム に申請の予定です。

【お問い合わせ】 ご質問やご依頼などございましたら、下記のフォームから入力ください。

日本地すべり学会シンポジウムに関するお問合せ
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2025年度(公社)日本地すべり学会シンポジウム
「寒冷地における斜面変動 – 氷河・周氷河作用にも注目して」

『趣 旨』
 飛驒山脈の杓子沢雪渓および不帰沢雪渓が氷河であることが新潟大学などの調査で新たに確認された。氷河は降雪の圧密や再凍結によって陸上に形成され自重によって流動している氷体を指し、水や岩屑を伴う。一方、地すべりは、土砂・岩屑・岩塊で構成される移動体が重力により斜面下方へ移動する現象である。氷河と地すべりは、移動体を構成する物質が異なるものの、運動形態・機構は類似している点がある。
 近年,地球温暖化の影響により氷河は縮小傾向にあるものが多い。ヒマラヤ山脈などでは氷河湖決壊洪水(GLOF:Glacial Lake Outburst Floods)に起因した土石流災害が増加傾向にある。日本に目を向ければ北海道や東北地方において、従来は安定性を保っていた周氷河性斜面が崩壊するなど、寒冷地における土砂災害リスクが高まっている。この他,寒冷地の地すべり地では、融雪による地下水位上昇を主な誘因として変動を繰り返す事例が多い。豪雪地帯における積雪荷重が地すべり安定性や地下水変動特性に影響与える事例や温度低下によるすべり面強度の低下等,様々な現象も報告されている。
 そこで、今回のシンポジウムでは「寒冷地における斜面変動 – 氷河・周氷河作用にも注目して」をテーマとし、氷河・周氷河研究の最新事例を紹介いただくとともに、地球温暖化による災害リスクの上昇や積雪・融雪状況の変化による地すべり運動特性の変化,予測,対策など幅広く議論します。
 奮ってご参加下さいますようご案内申し上げます。.  

『プログラム』
 13:00~13:05( 5分) 開会挨拶・趣旨説明 佐藤剛(事業計画部長・東京都市大学)
 13:05~13:45(40分) ①「飛驒山脈の氷河の特徴」 奈良間 千之(新潟大学理学部)
 13:45~14:25(40分) ②「周氷河プロセスについて」 石川 守(北海道大学地球環境科学研究院)

 14:25~14:35(10分)  休憩
 14:35~15:00(25分) ③「雪氷圏地すべりの既往研究や今後の課題」 岡本 隆(森林総合研究所)
 15:00~15:25(25分) ④「地盤工学の視点による雪氷圏地すべり研究に関する最新の知見」 柴崎 達也(国土防災技術(株))
 15:25~15:50(25分) ⑤「現場の視点による積雪期の地すべりに対応した対策や課題」 佐藤 壽則((株) 日さく)

 15:50~16:00(10分)  休憩
 16:00~16:45(45分) ⑥ 総合討論 司会:石丸 聡(北海道立総合研究機構)
 16:45~16:50( 5分) 閉会挨拶 佐藤剛(事業計画部長・東京都市大学)

 ※閉会後、17:00より意見交換会を同会場別室にて行います。
                                           以上