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更新日: 2017年5月16日

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掲載日:2017年5月16日

支部長挨拶

公益社団法人 日本地すべり学会 東北支部長

大河原正文(岩手大学工学部准教授)

 

平成30年度,地すべり学会東北支部長を拝命いたしました大河原と申します。支部長就任にあたり,ご挨拶させて頂きます。

地すべり学会は,地すべりはもとより,斜面崩壊,土石流,岩石崩落などの斜面変動を専門に扱うわが国唯一の学会であり,公益社団法人として斜面関連の学術及び技術の振興ならびに地域社会の健全な発展に貢献することを使命としております。これは支部も同じです。

東北支部の設立は1985年で,2年後の2020年に35周年を迎えます。会員数は,正会員が約150名,設立時から支部活動にご協力いただいている方々を含めますとおよそ370名に達します。大学,研究機関,建設コンサルタントなどの民間,官公庁など幅広い分野の皆様から構成され,多角的な視点からのアプローチができる体制となっております。そのような利点を生かし,これまでに数々の実績を積み重ねて参りました。

先駆的な活動として1992年に地すべり地形分布図「東北の地すべり・地すべり地形 -分布図と技術者のための活用マニュアル-」を発行しました。今でこそJ-SHIS Mapなどで地すべり地形を簡単に検索,表示させることができますが,当時は地すべり地形を俯瞰できる資料はありませんでした。地すべり地形分布図がその後の東北各地で実施された地すべり対策に大いに貢献したことは言うまでもありません。また, 2003年に発行した「地すべり安定解析用強度決定法」は,従来の逆算法に代わる新たな強度パラメータの設定法に言及した技術書であり,林野庁監修「治山技術基準解説地すべり防止編」の参考文献に記されました。

ここ10年を振り返りますと,東北地方だけでも2008年「岩手・宮城内陸地震」,2011年「東日本大震災」,2013年「秋田・岩手豪雨災害」,2016年「台風10号豪雨災害」などの甚大な災害が発生しております。東北地方はこれまで台風に直撃された経験がほとんどなく,豪雨に対して脆弱な地域と言っても過言ではありません。従来にも増して防災,減災に対する切実な要望と期待が寄せられており,支部としても発生が懸念されるこれら斜面災害に迅速に対応するとともに,シンポジウムなどを通して国内外に情報発信すべく,会員の力を結集して進んで参りたいと考えております。

また,支部活動の重要な柱として,人材育成が挙げられます。「斜面変動研究のコロキウム」講座において,経験豊富な会員の皆様に次世代を担う斜面技術者の育成にお力添えをいただいております。

最後になりましたが,今後とも地すべり学会東北支部にご協力,ご支援を賜りますようお願い申し上げます。