現地見学会について
現地見学会は2コースあります。Aコースは新潟県中越地震の地すべりを巡る山古志コース。Bコースは新潟県中越沖地震の地すべりとフォッサマグナ西縁に位置する糸魚川市を巡る柏崎・糸魚川コースです。Aコースでは妙見地すべり,東竹沢地すべりなど報道で注目を集めた地すべりを見学いたします。Bコースでは地すべり見学のほかに,鉱物展示の充実した博物館見学を行います。奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。
新潟駅南口(8:30出発)
→錦鯉の里・小千谷サンプラザ
→妙見付近(妙見・横渡・浦柄地すべり)
→東竹沢付近(東竹沢地すべり・木籠集落・楢木地すべり)
→山古志支所付近(昼食、油夫川地すべり・竹沢地すべり)
→三石川地すべり視察
→濁沢地すべり視察
→長岡駅(15:30着) → 新潟駅南口(16:45着)
新潟駅南口(8:30出発)
→米山町地すべり
→名立PA(昼食)
→フォッサマグナパーク
→小滝地すべり・ヒスイ峡
→フォッサマグナミュージアム
→糸魚川駅(ミュージアム見学なし14:30着,ミュージアム見学有り15:20着) → 新潟駅南口(18:10頃)
新潟県中越地震は日本有数の地すべり地帯である新潟県の中山間地で発生し,地すべり災害は131箇所に及びました。芋川流域では多数の天然ダムを生じて二次災害の拡大原因になるなど,中山間地特有の被災形態を露呈しました。その地すべり形態は地質構造に起因して発生した層すべり,崩積土の再滑動地すべりなど多様性が見られました。報道においては皆川優太君救出の現場となった妙見地すべり,河道閉塞を生じて木籠集落を水没させた東竹沢地すべりに注目が集まりました。現在はすべての地すべりで復興が完了しています。
原子力発電所の近傍で起こった新潟県中越沖地震のエネルギーの大きさを感じることができる地すべりです。現在対策途中の地すべりブロックもあり発生当時の様子を伺うことができます。
糸魚川市はフォッサマグナ西縁に位置し,姫川を挟んで東日本の地質と西日本の地質がダイナミックに接する日本でも有数の地質学的宝庫と呼べる市です。フォッサマグナミュージアムは世界ジオパークへの加盟を目指す糸魚川市の中心的施設で,日本列島形成史に関する約1,000点に及ぶ岩石・鉱物展示のほか,フォッサマグナの発見者であるナウマン博士の遺品・業績など貴重な資料を紹介しています。
詳しくは新潟支部ホームページの案内もご覧ください。
http://www.landslide-niigata.org/pdf/kengaku-a.pdf
http://www.landslide-niigata.org/pdf/kengaku-b.pdf
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