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地すべりとは?

 豪雨や連続降雨、雪解け、さらには大規模な地震に伴って毎年のように地すべりや崩壊が発生し、多大な被害が生じております。このような「地すべり」という言葉の定義ですが、日本地すべり学会では海外で使用されている「Landslide」と同様に「岩、土あるいはその混合物の斜面下降運動」と定義し、急傾斜地の崩壊や土石流、落石など斜面の土砂災害を総括した意味で使用しています。

 一方、わが国では法律上での「地すべり」の定義があります。すなわち、昭和33年に制定された地すべり等防止法の第2条で「地すべりとは、土地の一部が地下水等に起因してすべる現象又はこれに伴って移動する現象をいう」とされています。このようにわが国での「地すべり」は日本地すべり学会での主に研究用に使用される「広義の地すべり」と、法律上行政などで主に使用される「狭義の地すべり」との両方が使用されています。また近年では、地すべりを発生させる主要因として従来考えられていた「地下水」のほかに大規模地震が注目されています。(公社)日本地すべり学会ではこのような「地すべり」の発生機構などに関する研究と、情報の提供および研究成果の発表に努力しております。

日本地すべり学会のご紹介 ~「地すべり」を専らの研究対象とし全国を網羅する国内唯一の学会

 公益社団法人日本地すべり学会は、我が国の国土を頻繁に脅かしている「地すべり」を専らの研究対象とした国内唯一の学会であります。

 地すべりの発生原因は、豪雨や融雪などに限らず、「中越地震」や「岩手・宮城内陸地震」、あるいは「中国四川省大地震」などの地震によって発生した地すべりの事例も多数あります。大規模地すべりが発生した場合は、直ちに地すべり学会員有志による「緊急調査団」が結成されて現地調査を行い、その発生機構などに関する研究成果は、定期的に開催される研究発表会やシンポジウム、年6回発刊される「日本地すべり学会誌」、あるいは不定期刊行の“Landslides in Japan”などで報告されて、多数の関係者の注目を集めています。また、日頃の研究成果は学界内に留めず、「市民普及講演会」や「出前講座」、「現地検討会」、「子ども地すべり学会」などの活動を通じて社会に還元し、地域住民の防災教育に寄与することを目指しております。なお、これらの活動は、北海道、東北、関東、新潟、中部、関西、九州、と全国を網羅する7つの支部が主体的に企画し、運営しています。

 このように、我が国の「安全と安心」のための実学を心掛けている公益社団法人日本地すべり学会の活動は、産・官・学の立場を問わず、あるいは地すべりに関する知識が少ない方にとっても、魅力を感じられるものと自負しております。興味をお持ちの方々のご入会を、心よりお待ち申し上げます。